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子供用UVクリーム、アロベビーを試す

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子供用のUVクリーム、石けんで落とせる系が多く、お湯で落とせる系があまりないのですが、調べてアロベビーに行きつきました。詳しく検証などは出来ませんが、ちょっとした使用感など参考になればと思い残しておきます。

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アロベビーUVモイストミルク

ずばり、高級日焼け止めです。楽天などでのレビューも良かったので、購入しました。

ホホバオイルやシアバターなどのアロベビー ミルクローションの保湿成分たっぷり配合のうるおい重視の物です。UVカット能力は少し低めのSPF15 PA++です。

選んだポイント

  • お湯で落とせる
  • 安心感がある
  • レビューが多い
  • 紫外線吸収剤を使っていない

ちなみにウォータープルーフが追加されたバージョンのもあります。こちらはSPF30/PA+++です。我が家では皮膚の強さが分からなかったので、とりあえず優しい物から始めてみましたが、十分大丈夫そうでしたので、外で遊べるようになる時にはこちらを購入しようと思います。

成分

何が良い悪いというよりも比較的、天然物由来の成分が多いという印象です。その中でも油類が多めでしょうか。伸ばしやすさ付着のしやすさなどを考慮してののもと、肌の乾燥を防ぐ役目の物があるようです。

水、ラウリン酸メチルヘプチル、酸化亜鉛、グリセリン、ペンチレングリコール、BG、酸化チタン、ステアリン酸ポリグリセリル-10、ステアリン酸ソルビタン、ジグリセリン、ステアロイルグルタミン酸Na、ステアリン酸グリセリル、水添ナタネ油アルコール、ベタイン、イソステアリン酸、グリチルリチン酸2K、シア脂、ホホバ種子油、オリーブ果実油、アロエベラ液汁、バオバブ種子油、ツボクサエキス、オウゴン根エキス、イタドリ根エキス、カンゾウ根エキス、チャ葉エキス、ローズマリー葉エキス、カミツレ花エキス、ラベンダー油、グレープフルーツ果皮油、ニオイテンジクアオイ油、カルボキシメチルヒアルロン酸Na、ヒドロキシプロピルメチルセルロースステアロキシエーテル、キサンタンガム、エチルヘキシルグリセリン、ポリヒドロキシステアリン酸、カプリル酸グリセリル、水酸化Al、クエン酸、クエン酸Na

ちなみに天然由来でも毒は毒ですので、何でもかんでも天然、オーガニックなら安心ではありません。ので、これを見て何を思うかは難しいですね。たくさん入っていても量が少なければ害はほぼ無いですし、シンプルな内容でも1つの量が多いと害が出たりしますし、やはり信頼のおけるメーカーなどから出ている実績のあるものが良いような気がします。

使ってみた感想

子供に感想を聞くことは出来ませんので、まず大人が使ってみてから子供に使いました。

  • 硬めのクリーム状なので伸ばしにくい
  • 汗ですぐに落ちる(≒お湯で落としやすい)
  • 柑橘系の匂いが爽やかで良い

もちろん子供にも使っていますが、日焼けしているような様子はないので、汗をガッツリかかない散歩程度なら十分な性能を持っているようです。

余談:日焼け止めに使われる金属

日焼け止めは、白いことが多いと思いますが、あの色は一般的に酸化亜鉛(ZnO、亜鉛華)などと呼ばれるものと酸化チタン由来であることが多いです。酸化亜鉛は絵の具や白粉(おしろい)などの白色顔料にも使われる一般的なもので、基本的に害はないと言われています。酸化チタンも顔料に使われるものでチタンの酸化物なので適度な使用であれば比較的毒性は低いと言われています。

ただし、酸化亜鉛や酸化チタンの粉体を吸い込むと肺に害があります。日焼け止めの状態だとペーストもしくは液体なので吸い込むということはないと思いますが、、、

このように書くと少し怖いなと感じる人も居ると思いますが、無闇やたらと怖がるのではなく、正しい知識と適切な運用で安全は確保されます。水ですら取り過ぎると毒(水中毒)になるのですから、何事も正しく適量で使うのが一番です。

安全性が気になる方は法律に基づいた安全性の表記が載っているSDSや安全データシートで確認しましょう。私が言うのもなんですが、個人の意見よりも法律に基づく資料の方がよっぽど信ぴょう性があります。(工業用にも使われているので、安全性に関する資料はたくさん出てくるはずです)

ただ、酸化亜鉛や酸化チタンは水には全く溶けないので、しっかり洗って落としてあげる必要があります。

最後に

今回の日焼け止めは高かったですが、かなり良いもののように感じました。子供はチューブのパッケージが好きなのでかなりお気に入りのようですが、塗られるときも嫌な顔や泣いたりしないので香りも問題ないのでしょう。

以下、余談になりますが、今回の製品にも紫外線反射材として用いられている白色顔料について、歴史的なことを書くと、亜鉛華は白粉(おしろい)に使われているものです。白粉に使われる白色の顔料はその昔、鉛や水銀を使っており、これを日常的に皮膚に使う芸者さんなどは鉛や水銀の中毒になり問題になっていたそうです。そこで、近代では人体に中毒性が圧倒的に低い酸化亜鉛(亜鉛華)に取って代わられたという歴史があります。

しかし、安全性の比較的高いこの亜鉛華ですら、細かなナノ粒子化することで害が生じる場合もあります。私は過去に金属のナノ微粒子を研究していたこともあり、金属微粒子配合の製品には否定的で、最近良く見かける「ナノ粒子化すると良い事ずくめ!最高!!」という今の風潮に嫌悪感を感じています。

金属のナノ粒子は小さくなればなるほど、バルク金属(大きな塊の金属)と異なる性質を示します。具体的には、ナノ粒子化した金は、塊の金よりも融点が下がります。専門的にいうと「量子サイズ効果」と呼ばれる現象によるものです。ナノ粒子は表面のエネルギー状態が高いことが多いので、どんな性質・毒性を持っているか分からないことがほとんどで、有害性についての長期的な研究は行われていません。小さいので隙間に入り込みやすい一方、重いので排出されにくく蓄積しやすいという性質もありうります。(金粒子の融点降下にかんする文献:Ph. Buffat et al.:Phys. Rev. A 13 2287 (1976))

後に日焼け止めと全く関係のない余計なことを書いてしまいましたが、何事にも過剰なことは害があるものです。「適切な使用でメリットのある部分(美味しい部分)をうまく使う」ことが大事だと思います。

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